近視の治療
目の成長期の8歳から10歳の間に治療を始めることで、大人になってからの目の病気を予防できます
近視について

- オルソケラトロジー(自由診療・保険適用外) イチオシ!!


- 多焦点ソフトコンタクトレンズ
マイサイト ワンデーによる近視進行抑制治療

「見えるようにする」だけでなく、近視の進行を抑えるためのコンタクトレンズです。
マイサイト ワンデー(MiSight® 1 day)は、お子さまの近視の視力を矯正しながら、近視の進行を抑えることを目的とした1日使い捨てソフトコンタクトレンズです。
近視は、成長期に「眼軸長(目の奥行き)」が伸びることで進行することがあります。
マイサイト ワンデーは特殊なレンズ設計により、日中の見え方を補正しながら、眼軸長の伸びを抑えることで近視の進行をゆるやかにします。
マイサイトの特徴
・近視の視力補正と近視進行抑制を同時に行える
・毎日新しいレンズを使用する1日使い捨てタイプ
・日中に装用するため、夜間に装用するオルソケラトロジーとは異なります
・定期的に視力・度数・眼軸長などを確認しながら治療を続けます
臨床試験では、通常の単焦点ソフトコンタクトレンズと比較して、近視の進行および眼軸長の伸びを抑える効果が報告されています。
こんなお子さまに
「最近、眼鏡の度数がどんどん強くなっている」
「近視がこれ以上進まないか心配」
「スポーツなどで眼鏡が不便」
「近視進行抑制治療を始めたい」
というお子さまに選択肢のひとつとなる治療です。
大切なこと
マイサイトは、すでにある近視を治して元に戻す治療ではありません。
成長期に進みやすい近視の進行をできるだけ抑え、将来の強い近視を防ぐことを目指します。
コンタクトレンズのため、すべてのお子さまが使用できるわけではありません。
診察・検査を行い、目の状態や年齢、コンタクトレンズの取り扱いが可能かどうかを確認したうえで治療を開始します。

豆情報!!酸素透過係数について
レンズの酸素透過係数や含水率が高いほど、角膜上の酸素分圧が高くなります。酸素透過率が0~80の範囲では、酸素透過率が高いほど角膜上酸素分圧も高くなりますが、酸素透過率が80を超えると、角膜上酸素分圧は100から120mmHgのあたりで横ばいとなります。角膜上皮は、十分な酸素が供給されているとき、活発な細胞分裂を行いますが、連続装用を続けると、上皮細胞のこのような機能が抑制を受け新陳代謝が悪くなり、角膜に障害が起こりやすい条件をつくることになります。これは、コンタクトレンズによる角膜障害の実態調査の結果からも明らかにされています。また、細菌感染に対する抵抗力も衰えてきます。
角膜内皮は、角膜の一番内側にある細胞ですが、上皮と大きく異なる点は、たった一層の細胞から構成されていて、細胞分裂を行わないということです。細胞分裂による増殖能力を持たない内皮にとって、いったん生じた変化は修復することができません。内皮は、角膜の厚さや透明度を保つ重要な役割をしています。
角膜上皮と角膜内皮は酸素を介して活動しているため、酸素透過係数が高いほど、角膜の活発な機能が保たれます。
- 点眼治療

調節麻痺剤の点眼(ミドリンM)をすることにより調節力を麻痺することで緊張をほぐし、遠くの方を見ている状態と同じ状態にします。薬が効いている間は近くの物が見にくくなるため、必ず就寝前に点眼します。近業作業やゲームのやりすぎなどで急に近視が進んだ場合の「仮性近視」や「調節緊張症」には特に効果的で、生活態度を見直して点眼治療を併用することで良くなることがあります。

0.025%配合のお子様の近視進行を抑制するための目薬で,1日1回就寝前に点眼することにより、近視の進行を抑制する治療です。
アトロピン点眼薬は、調節力を弱めて正しい視力を計るためにお子様の検査用に使う薬ですが、近視の進行を抑制する治療にも使用されていましたが、瞳が大きくなるなどの副作用のため、実際にはあまり使われてきませんでした。近視国であるシンガポールで、濃度を100分の1に薄めることで不快な副作用をなくし、2年間続けることで近視の進行を60%抑えられることがわかりました。日本でも治験が終了し効果があることがわかりました。
- 眼鏡治療
当院では、これより以前の研究で用いられた「累進屈折力レンズ眼鏡」も処方しています。近くとみるときの調節力を軽減させ、網膜の中心部における焦点ボケを防ぐことで、眼軸の延長を抑制する方法です。「累進屈折力レンズ眼鏡」Zeiss MyoKids®は、通常の眼鏡やコンタクトレンズに比べて10~20%の近視の進行を抑制することが分かっています。また、近視があるのに眼鏡をせずに遠方を見ていると、ぼやけた像が目の刺激となるため、眼軸の延長が進行され、さらに弱い度数メガネでも同じように、近視は進行していきます。当院では近視の進行に気をつけながら、眼鏡で進行が止められない場合には、他の治療に変えるタイミングをみて、指導させていただきます。気になる方はご相談ください。




近視治療にかかる費用
身長が伸びる時期の近視をそのままにしておくと、将来の病気の原因になることがあります。
お子様の近視を抑えるためにも、できる限り予算に合わせたサポートをさせていただきます。
不安に思っている事柄のアドバイスもさせていただきますので、安心してご来院ください。
院長 池本淳子