
- イタリアやイギリスでは、読書や美術鑑賞、街歩きなど、「遠くも近くも快適な視界」を大切にする文化が根付いています。そのため、遠近両用コンタクトレンズの使用が年々増加しているようです。
こはる眼科でも、乱視、遠近両用の処方が増えてきています。
こはる眼科では海外の患者さんも多く、日本に来てコンタクトを処方されたけど全然見えないと受診される方がおられます。
乱視があるのに、単焦点のまま処方されて使っている方が日本人に多いことに気がつきました。
乱視にはいろいろな種類があり、合わせるのが難しいのですが、当院では乱視の見えずらさを諦めずに、乱視用のコンタクトを装用していただけるように工夫しています。
老眼
近くのものを見る際にピントが合わない
小さい字を見るときに少し話すと見えやすくなる
明るいところでは見えるのに
薄暗いと見えにくい
目には水晶体があり、近くを見るときは水晶体を厚くし、遠くを見る時は水晶体を薄くする調整を行なっていますが、50代を過ぎると、この調整ができなくなってしまいます。見えずらいのに無理して見ていると、目が緊張した状態が普通になってしまい、眼鏡もコンタクトをすることもできずに、見えにくいまま過ごさないといけないことになります。
- 老眼の眼鏡に抵抗のある方や、近くが見えにくいと感じたら遠近両用のコンタクトレンズがおすすめです。
- 将来、白内障手術で多焦点眼内レンズを検討する際にも、今から遠近両用の見え方に慣れておくとスムーズです。

一枚のレンズに近くを見るための度数と遠くを見るための度数が入っていて、遠くも近くも一枚のレンズで矯正できるレンズです。
老眼による近く見にづらさを改善することができます。
【次回はこはる眼科でコンタクトレンズの処方の仕方をお伝えします】